格安SIMのメリット・デメリットまとめ
~切り替える前に知って賢く選ぼう~
現在大手キャリアを利用している人の中には、格安SIMへの切り替えを検討している人もいるでしょう。
格安SIMに切り替えれば通信料金を大幅に節約できます。ただ、初めて格安SIMを利用する人にとっては、気になる点や不安に感じる点も多いかもしれません。切り替える前に、格安SIMのメリットやデメリットをきちんと把握しておきましょう。
本記事で詳しく解説しますが、格安SIMには以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
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本記事では格安SIMのメリットとデメリットについて解説していきます。
格安SIMのメリット5選
格安SIMを大手キャリアと比べた場合のメリットは次の5つです。
大手通信事業者より安い
格安SIMは大手通信事業者と比べると料金が安いのが大きなメリットです。大手通信事業者の月額相場は5,000~7,000円程度ですが、格安SIMなら月額1,000~2,500円程度で利用できます。
大手通信事業者ならauを例に取ると、「使い放題MAX 5G/4G」の割引適用前の月額料金は7,238円です。割引がいくつか適用されると4,928円(税込)まで下がりますが、それでも高いと感じる人は多いでしょう。
これに対して、格安SIMのLIBMOのなっとくプラン(20GB)は、割引を適用しない通常料金でも1,991円(税込)と、かなりリーズナブルな価格設定です。
20GB以外のプランもお得に設定されています。LIBMOのなっとくプランについて、詳しくはこちらもご覧ください。
シンプルで分かりやすい料金プラン
格安SIMの料金プランは、大手通信事業者と比べるとシンプルで分かりやすいのが特徴です。大手通信事業者の場合には、プランの数そのものが多く、他のサービスやオプションとセットで利用することを前提にしているプランもあります。どのプランが自分にとってお得なのか、よく分からないことも多いでしょう。
これに対して、格安SIMならプランによる違いは、基本的にSIMカードの種類(音声通話機能のあり・なし)と月間データ通信容量くらいです。自分にとってどのプランがお得なのか簡単に分かります。
あまりデータ通信を使わない人向けのプランが豊富
大手通信事業者の場合には、データ通信を多く使うことを想定しているプランが多いです。ライトユーザー向けのプランもありますが、あまり選択肢が豊富ではありません。
これに対して、格安SIMなら、月間データ通信容量が少なめで料金を抑えたプランが豊富に用意されています。
例えば、LIBMOなら、なっとくプラン(3GB)や、通信速度が低速(下り最大200kbps)のデータ通信のみが利用できるなっとくプラン(ライト)があります。自宅に固定回線を引いていてスマホのデータ通信速度は遅くてもよいという方なら、大手通信事業者より格安SIMの方がお得なケースが多いです。
格安SIMに乗り換えても、利用中の端末がそのまま使える
格安SIMに乗り換える際に、新しく格安SIM用に端末(スマホ本体)を用意する必要はありません。大手通信業者で使っていた端末はそのまま、格安SIMでも利用することができます。
ただし、端末の状態によって利用できる条件が異なります。
ここで少し解説を挟みますが、「SIMロック」をご存知でしょうか。
「SIMロック」とは、スマホ本体に対して特定の通信事業者の回線しか利用できないように制限をかけることです。これに対して「SIMフリー」とは、SIMロックがかかっておらず、どのような通信事業者のSIMカードであっても通信が利用できる状態を指します。
以前、大手通信事業者は自社で販売する端末にSIMロックをかけており、自由に回線を乗り換えることができませんでした。しかし2021年8月の法改正でSIMロックは原則的に禁止され、それ以前に販売されていたSIMロックがかかった端末についても、条件を満たせばロックを解除することを通信事業者側に義務付けました。
これらをふまえ、現在の端末を利用するための条件をまとめると以下のとおりです。
SIMロック禁止以降に購入した端末
購入時点でSIMフリー化されているため、格安SIMに乗り換えられます。
SIMロック禁止以前に購入した、SIMロックがかかった端末
【1】端末のSIMロックを解除すれば、格安SIMに乗り換えられます。
【2】端末にSIMロックをかけている大手通信事業者と同じ回線を使う格安SIMサービスを利用する場合は、SIMロック解除不要で利用できます。
※格安SIMは大手通信事業者の回線を借りてサービスを提供しているため、SIMロックがかかっていたとしても、同じ回線を利用する格安SIMへの乗り換えであれば問題ありません(例えば、NTTドコモのSIMロック端末なら、ロック解除不要でLIBMOをご利用いただくことが可能です)。
格安SIMに申し込む際は、お手持ちの端末のSIMロック状況を確認するようにしましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
> SIMカードとは?初心者向けに基礎知識や使用方法を解説します
格安SIMに乗り換えても、現在の電話番号がそのまま使える
端末のほか、電話番号も現在使っているものがそのまま格安SIMでも利用できます。
なお、携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を利用した手続きが必要です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
> MNP予約番号って何?取得方法や使い方、利用の注意点を詳しく解説
格安SIMのデメリット・注意点
格安SIMを利用する際には、次のようなデメリットも認識しておく必要があります。理解したうえで利用すれば問題がないものも多いため、しっかりと確認しておきましょう。
通信速度の安定性が大手通信事業者より劣る場合がある
大手通信事業者の場合、時間帯に関わらず一定以上の安定した速度で通信できます。一方、格安SIMでは、時間帯によって通信速度が遅くなることがあるのがデメリットです。特に昼の12時半前後と夜の18時前後の時間帯には、速度が遅くなりやすい傾向にあります。
ITmedia Mobileの記事で格安SIMの通信速度の調査事例が掲載されていますが、昼の12時半前後と夜の18時前後は遅い数値でした。ドコモ回線を使用したmineoのDプランは、時間帯によっては70~80Mbps程度の速度が出ていますが、遅い時間帯だと15~30Mbps程度です。特に遅い昼12時半は1~2Mbps程度しか出ていません。夜18時も1~3Mbps程度という結果でした。
ただし、エリアによってはここまで大きな差は出ない可能性もあります。UQモバイルやYmobileなどのサブキャリア系に関しては、混雑する時間帯でも大手通信事業者と大差ありません。また、混雑時の速度低下の度合いも、格安SIMサービスによって大きく異なります。
参照:ITmedia Mobile「格安SIM主要8サービスの通信速度を測定【2023年10月】:2カ所で測定した結果、傾向に変化は?」
大手通信事業者のメールアドレスは無料で引き継げない
大手通信事業者を利用している場合には、キャリアメールを利用できますが、格安SIMではそのようなサービスはありません。大手通信事業者から格安SIMに切り替えた場合には、原則的にこれまで使用していたキャリアメールは使えなくなります。
ただし、現在ではキャリアメールがあっても、ほとんど利用していないという人も多いのではないでしょうか。また、各大手通信事業者では、解約後も有料でキャリアメールの使用を続けられるサービスを提供していますので、どうしても継続したい方はそちらのサービスを使うことを検討してみてください。そのため、デメリットではあるものの困ることはないでしょう。
LINEのID検索ができないことも
LINEにはID検索という機能があり、友だち追加する際に利用している人も多いでしょう。このIDが検索の機能は18歳以上のユーザーで年齢確認済みの人しか使えません。格安SIMの大半はLINEの年齢確認に対応していないため、LINEのID検索を利用できない場合があります。
ただし、一度年齢確認を済ませたアカウントに関しては、通信業者を切り替えた後も年齢確認は有効のままです。現在大手通信事業者を利用しているのであれば、LINEで年齢確認を済ませてから格安SIMに切り替えれば問題ありません。
問題があったとき店舗で相談できない(例外あり)
格安SIMの多くは、実店舗を設けていません。申込み手続きや契約後のサポートなどは、基本的に電話やオンラインで行う仕組みです。大手通信事業者と違って、問題があったときに近くの店舗に駆け込んで相談するということはできません。
ただし、格安SIMの中でも実店舗でのサービスを提供しているところもあります。例えばLIBMOなら静岡県内に10店舗以上の直営店があるほか、全国のドコモショップで契約手続きができます。また、対面の接客をビデオ通話越しで行う「オンライン接客サービス」を提供しています。「オンライン接客サービス」を利用すれば自宅にいながらオンラインでショップスタッフによる案内を受けることができるので、時間や場所に制約がある方におすすめです。
LIBMOのオンライン接客サービスについて、詳しくはこちらのWebページをご覧ください。
自分で初期設定をする必要がある(例外あり)
スマホの通信業者を切り替えたときには、切り替え先に合わせて初期設定が必要です。大手通信事業者を利用している場合には店舗でスタッフが行ってくれますが、オンライン契約が中心の格安SIMの場合、基本的に自分で設定を行わなければなりません。ある程度の知識がないと難しいかもしれません。
ただし、格安SIMでも通信業者によっては初期設定を業者側で済ませてもらえる場合もあります。例えばLIBMOでは「端末キッティングサービス(一部対象外端末あり)」を提供しており、購入した端末は
- ・初期設定(SIMカードのセット)
- ・APN設定
- ・TOKAI SAFEアプリのプリインストール
- ・LIBMOマイページへのショートカットをホーム画面に設置
これらが完了した状態で届けられます。そのため、自分で設定を行うことなく、すぐに利用開始できるのが特徴です。
格安SIM事業者から直接購入できる端末は種類が少ない
大手通信事業者を利用する場合には、契約と同時に端末も購入するケースが多いでしょう。最新のiPhoneをはじめとして、取り扱い機種が豊富にあります。
しかし、格安SIMでは取り扱い機種はそう多くありません。契約と同時に端末を格安SIM提供会社から購入する場合には、選択肢が限られてしまいます。そのため、格安SIMを利用する人の中には、端末はネット通販などで購入する人も多いです。端末購入前に対応機種かどうかを確認する必要があり、やや面倒に感じてしまう人もいるかもしれません。
支払い方法が限定される
大手通信事業者の場合には、クレジットカード払いだけでなく銀行口座振替にも対応しています。一方、格安SIMの場合はクレジットカード払いにしか対応していない事業者が多いです。
ネット通販などとは異なり、デビットカードも使用できない場合があります。人によっては利用可能な支払い方法がなく契約を断念せざるを得ないこともあるでしょう。
格安SIMならLIBMO
LIBMOでは、月額1,000円以下で利用できるプランから、月間データ容量が20GBや30GBのプランまで用意されています。ライトユーザーの人にとっても、自宅に固定回線がない人にとってもお得です。
LIBMOの「なっとくプラン」料金表
プラン | 月間データ容量※翌月繰り越し可能 | データ通信+音声通話+SMS(音声通話機能付きSIM) | データ通信のみ(データ通信専用SIM) |
---|---|---|---|
なっとくプラン (ライト) |
無制限(最大速度200kbps) | – | 480円(税込528円) |
なっとくプラン (3GB) |
3GB | 891円(税込980円) | 780円(税込858円) |
なっとくプラン (8GB) |
8GB | 1,380円(税込1,518円) | 1,200円(税込1,320円) |
なっとくプラン (20GB) |
20GB | 1,810円(税込1,991円) | 1,810円(税込1,991円) |
なっとくプラン (30GB) |
30GB | 2,480円(税込2,728円) | 2,480円(税込2,728円) |
さらに、3種類のかけ放題オプションもあるため、通話が多い人にもおすすめです。かけ放題オプションの内容と料金は以下のとおりです。
かけ放題オプション | 内容 | 料金 |
---|---|---|
5分かけ放題 | 1回あたり5分までの国内通話なら何度でも定額 | 500円/月(税込550円/月) |
10分かけ放題 | 1回あたり10分までの国内通話なら何度でも定額 | 700円/月(税込770円/月) |
かけ放題マックス | 通話時間・通話回数に関係なく国内通話料が定額 | 1,300円/月(税込1,430円/月) |
格安SIMへの切り替えを検討しているなら、ぜひLIBMOをご利用ください。
まとめ
格安SIMは価格面でのメリットが大きいのが特徴です。キャリアから格安SIMに切り替えれば、通信料金が半分以下になることもあります。その一方で、通信が混雑する時間帯はやや不安定になることがあったり、サービスによってはサポートがあまり充実していなかったりします。
ただし、格安SIMのデメリットはサービス選びによって抑えることもできます。例えばLIBMOなら、店頭でのサポートやオンラインでのサポートが充実しており、困ったときでも安心です。それでいて、豊富なプランとリーズナブルな料金という、格安SIMのメリットも兼ね備えています。
ライトユーザーの人や、サポートをあまり利用しない人にとっては、格安SIMの方がお得に利用できるでしょう。スマホ代を節約したい人は、格安SIMへの切り替えを選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
まずは、ご紹介したLIBMOのサービスについて詳細をご覧になったうえで、ぜひLIBMOの契約をご検討ください。