スマホのSIMの法人契約とは？
個人契約との違いや選び方を解説
業務のために使用する会社用のスマホの利用料金は、契約台数が多くなるほど高くなります。少しでも経費を削減するために、格安SIMで法人契約ができないだろうかと考えるケースもあるのではないでしょうか。
実は、格安SIMも法人契約が可能であり、中には法人向けのプランを用意している会社もあります。ただし、法人契約と個人契約では契約内容が異なる場合もあるため、格安SIMを契約する場合には、注意する必要があるでしょう。
そこで今回は、法人契約を前提とした格安SIMの選び方と個人契約との違いなどについてご説明します。
格安SIMは法人契約が可能
格安SIMでも法人契約は可能です。SIMカードのみの契約をすれば、現在使っているスマホをそのまま使用し、SIMカードを入れ替えるだけでスマホの利用料を安くできる可能性があります。IIJmioやUQモバイルなどの事業者では、法人契約向けの専用プランを用意しています。
もちろん、LIBMO（リブモ）も法人契約が可能で、法人向けのサービスをご用意しております。また、LIBMOでは乗り換えを検討している法人のお客様向けに、通信速度やエリアの検証、利用予定のスマホでの動作検証などを実施できる無料のSIMカードの貸し出しを行っています。格安SIMに変えても問題なくスマホが利用できるか、業務に支障が出ないか、実際に利用して確かめることが可能です。
LIBMOの法人向けサービスについて、詳しくはこちらをご覧ください。
法人契約と個人契約は何が違う？
格安SIMを利用するという点では、法人契約でも個人契約でもそれほど大きな違いが生じるわけではありません。しかし、契約内容は料金プランをはじめ、さまざまな点で違いがあります。
ここからは、格安SIMの法人契約と個人契約の主な違いについて解説します。
料金プラン
格安SIMを法人契約すると、個人の場合よりも割安な料金プランや割引サービスが適用されるケースがあります。例えば、ワイモバイルでは指定のプランで2回線以上、法人契約を結ぶと、契約期間中、全回線の料金が月額最大957円（税込）引きとなるサービスが用意されています。
格安SIMの事業者側から見れば、法人契約は個人契約よりも契約数が見込めるため、1回線あたりの料金を下げても、より多くの売上を得ることができるのです。
このような事情から、法人契約向けのお得な料金プランを用意している格安SIM事業者が多くみられます。
支払方法
格安SIMでは、個人契約の場合の料金の支払い方法はクレジットカードに限定していることが多くなります。
クレジットカードを所有する際には審査を通過しなければなりません。したがって、クレジットカードを所有しているということは、ある程度の社会的信用が認められるということになります。また、クレジットカード払いにしておけば、料金未払いのリスクも避けられます。そのため、格安SIMでは支払方法をクレジットカードに限定しているケースが多いのです。
一方、法人の場合は個人に比べると社会的信用も高いため、クレジットカード払いではなく口座振替を認めているケースも少なくありません。
ご契約方法
個人契約の場合、格安SIMの契約は基本的にオンラインの申込みで完結します。これは法人契約の場合でも同様で、基本はオンラインからの申込みとしているところがほとんどです。
しかし、個人契約に比べ、登記簿謄本や現在（履歴）事項証明書などの書類の提出が必要になるケースが多く、加入審査も実施されるため、契約手続きは煩雑になることが多くなります。また、格安SIMによっては、申込む回線の本数によって申込み手続きが変わってくるケースもあるため、注意が必要です。
特殊用途への対応
法人がスマホを利用する場合、機密情報を扱うケースも多くなります。インターネットを使う以上、不正アクセスによる情報の漏洩やマルウェアの感染リスクが生じます。しかし、インターネットには接続せず、社内ネットワークや特定のサービスのみが接続できる閉域モバイルアクセスサービスを利用すれば、このようなリスクは低減できます。
LIBMOのほか一部の格安SIMでは、法人向けのサービスとして閉域モバイルアクセスサービスを提供しています。閉域ネットワークを利用できれば、リモートワーク時や外出時も、外部からセキュアなアクセスが可能です。
格安SIMの法人契約を検討中の方が見るべきポイント
法人契約で格安SIMを利用することで、月々の通信料金を大幅に下げられる可能性があります。
しかし、料金だけに注目するのは危険です。
法人契約を検討する際には、次のポイントに注意し、自社の状況に合った会社を選ぶことが大切です。
どの大手通信事業者の回線を使用しているか
格安SIM事業者は、自前のネットワーク設備は所有していません。そのため、大手通信事業者であるNTTドコモ、SoftBank、auのいずれかの通信回線を借り受けて、通信サービスを提供することになります。
したがって、検討される格安SIM事業者がどの大手通信事業者の回線を利用しているかによって、通話や通信が可能なエリアは変わってきます（例えば、ソフトバンクの回線を使用している格安SIMサービスは、ソフトバンクが繋がらないエリアでは原則、繋がりません）。また、通信事業者ごとに通信速度も変わってくるため、法人の場合、オフィスや営業エリアで特定の大手通信事業者のスマホの繋がりが悪くないかなどを契約前に確認しておくようにしましょう。
1ヶ月あたりの通話料やデータ通信量
格安SIMを選ぶ際にやはり重要になるのが、1ヶ月あたりの利用料金です。
法人の場合、営業職などではクライアントや社内との電話連絡が多いこともあるでしょう。そのため、音声通話がかけ放題のプランが用意されているかどうかは、格安SIMを選ぶ際の大きなポイントとなります。
音声通話はできるものの、かけ放題プランが用意されていない場合、通話料が非常に高額になる恐れがあります。コスト削減のために格安SIMの法人契約をしても、音声通話によって料金が高額になってしまえば本末転倒です。
また、出先でのデータの送受信が多い場合などは、1ヶ月あたりのデータ通信量の確認も必要です。これまでのデータ通信量を確認し、自社に合った料金プランが用意されているかをチェックしましょう。
最低契約期間
格安SIMによっては契約期間の縛りを設けており、最低契約期間を満たさずに解約する場合には解約手数料や違約金などの支払いが発生するケースがあります。
法人契約を締結しても、何らかの事情により契約の維持が難しくなる可能性もあるでしょう。そのような場合、最低契約期間が定められていると、解約手数料などの負担が発生します。
契約を締結する前には、最低契約期間が決められているのか、解約する場合に支払いが発生するのかについて、しっかり確認しておきましょう。
サポート体制
通信障害が発生した場合など、回線を使用するうえで不具合が生じた場合、どのようなサポートが受けられるのか、トラブル時のサポート体制を確認しておくことも大切です。
電話でのサポートを受け付けているところもあれば、メールやチャットのみでの対応に限られる場合、さらにサポート対応時間が限定されているケースもあります。
一般的に、格安SIMのサポートは利用料金が割安な分、大手通信事業者ほど充実はしていません。しかしながら、万が一の事態に備え、契約を結ぶ前にはサポート体制について確認しておくことが大切です。
大手通信事業者と契約するよりは安いケースが多い
前述のように、サポート体制については格安SIMよりも大手通信事業者のほうが充実しているケースがほとんどです。
とはいえ、格安SIMの魅力は大手通信事業者に比べて低価格で提供されていることです。複数回線の利用が多くなる法人の場合、個人の契約よりもコスト面における格安SIMの利用メリットは大きくなります。月々の通信料金の差額は、年間を通せばかなりの金額になるでしょう。格安SIMの利用で通信コストを圧縮できれば、別の用途に活用することも可能です。
格安スマホならLIBMO
LIBMOは、NTTドコモの回線を利用した大容量・高速回線が魅力の格安SIMサービスを提供しています。現在使用されているスマホや利用予定のスマホのSIMカードを入れ替えるだけで、簡単に利用を開始できるため、新たにスマホを買い替える必要もありません。
SIMカードの無料貸し出しも行っているため、ご契約いただく前に所有しているスマホでの利用が可能か、通信状況は問題ないかなどもご確認いただけます。
法人契約プランもご用意しています
LIBMOでは法人契約プランを提供しています。通信容量の少ないライトプランから大容量の通信が可能な30GBプランまで、利用状況に合わせたプランをお選びいただけます。もちろん、料金は月々528円（税込）からと格安です。
また、1回線あたり550円（税込）/月の利用料をお支払いいただくと、個人利用者向けのサービスよりも優先された帯域幅を利用できるサービスも提供中です。加えて閉域モバイルアクセスにも対応しているため、テレワークなどを活用している企業でも外部から安全なアクセスを実現できます。
格安SIMの法人契約をご検討の際には、ぜひLIBMOをご利用ください。
LIBMOの法人契約のお問合せ、お見積りのご希望は、こちらからお願いいたします。
まとめ
通信料金の削減を検討しているのであれば、格安SIMの法人契約を検討した方が通信コストを削減できます。格安SIMでも法人契約は可能であり、中には法人用のお得なプランや割引サービスを用意しているところもあります。
格安SIMへの乗り換えを検討する際には、どの通信事業者の回線を利用しているのか、自社の利用状況に合ったプランの提供があるか、最低契約期間が定められているのかなどについて事前に確認するようにしましょう。
LIBMOでは、複数回線を検討される場合や閉域網として利用される場合の料金などについてお問合せを承っております。安全な格安SIMの法人契約を検討されている際には、ぜひお気軽にご相談ください。
- ※本記事の情報は2024年11月13日時点のデータに基づくものです。
